今年3度目の挑戦の九州の屋根 九重全山縦走(29座) ウルトラトレイル九重(UTMK)へ挑んできました。参考データ
wugaさんの21:44 時の (トレイルランニング) Move #SuuntoRun
九重には、31の山々(硫黄山、肥前ヶ城は立ち入り禁止)があり それらを総称して九重山といわれています。その山々の峰々をトレイルランスタイルで24時間以内に踏破するという エロビス氏企画のイベントです
ルートは ①
湧蓋山(わいたさん)~②
女岳(めだけ)~③
みそこぶし山~④
一目山(ひとめやま)~⑤
猟師岳(りょうしだけ)~⑥
合頭山(がっとうさん)~牧の戸峠(※補給ポイント)~⑦
黒岩山(くろいわやま)~⑧
大崩の辻(おおくえのつじ)~⑨
上泉水山(かみせんすいさん)~⑩
下泉水山(しもせんすいさん)~長者原(補給ポイント)~⑪
指山(ゆびやま)~⑫
三股山(みまたやま)~坊ヶつる(補給ポイント)~⑬
平治岳(ひいじだけ)~奥ゼリルート~風穴~⑭
天狗岩(てんぐいわ)~⑮
高塚山(たかつかやま)~⑯
前岳(まえたけ)~風穴~⑰
北大船山(きたたいせせんざん)~⑱
大船山(たいせんざん)~坊ヶつる~法華院温泉(補給ポイント)~くたみ分れ~⑲
立中山(たっちゅうやま)~くたみ分れ~⑳
白口岳(しらくちだけ)~21
鳴子山(なるこやま)~22
稲星山(いなぼしやま)~23
中岳(なかだけ) ※九州最高峰1791M~24
天狗ヶ城(てんぐがじょう)~25
久住山(くじゅうさん)~26
星生山(ほっしょうさん)~27
扇ヶ鼻(おおぎがはな)~28
岩井川岳(いわいごだけ)~27
扇ヶ鼻~29
沓掛山(みずかけやま)~牧の戸峠
コース詳細について
距離およそ60~65K 累計獲得標高 およそ6,500 というコースで 前半の①~⑩~長者原コースは約20Kほどを休憩もはさみ約6時間でいけます。残す2/3はというと、足場が悪いコースが多くほとんど走れないため 時間を要します。そのため 休憩をいれながら20時間~26時間はかかると見込んでいます。何よりは 九重連山の見事な景観を楽しみながら存分に苦しめるという 最高に贅沢なコースとなっております。※注意:後半のコースは安全にドロップアウトできません。
これまで2度失敗におわっているこの UTMKの教訓をいかして準備してまいりました。
教訓1 南国九州、たかが1700M級の山々と甘く見てはいけません。 雨&風 防寒対策
教訓2 出来る限り 明るい内に 黒岳~大船山をやっつけて 坊ヶつるへ戻ってくる
教訓3 エイドなんてありません 補給(水&食料)
教訓4 20時間以上の山行になるため 荷物の軽量化は必須
教訓5 台風を甘く見てはいけない
教訓6 折れない 屈強な心と冷静さ(遭難はダメよ~ダメダメ)
教訓7 とことんアホになれ
教訓8 自然には勝とうとおもうな(天気予報を当てにしない)
教訓9 ウエア(※靴下・タイツ・短パン)は安物を 九重に咲き誇る ミヤマキリシマの手洗い洗礼をうけます
教訓10 家族&自然&仲間への感謝と常にセーフティーに
10月9日(金)深夜11時30分 仕事を終え、寝ずに 戦士たちが 牧の戸峠へ参集
集まった戦士(エロビス氏、ホイチ氏、エヴァ氏、リュージ氏、てっつさん、私ウガ(WUGA)) 6名
私も この日のために 準備した
サロモン xa pro 3d ultra 2 gtxで参戦
湧蓋山 登山口(地蔵原)を10月10日(土)日付が変わると同時にスタート!!
スタートして およそ50分ほどで 湧蓋山 0:55
台風19号はまだ程遠い 沖縄なのに??? この風うそでしょ
※ここで不穏な強い風に不安がよぎりますが、全山制覇への気持ちは不動です。
女岳 1:05
みそこぶし山 1:39
一目山 2:09
途中にある九重スキー場で小休憩し 猟師岳を目指します
猟師岳山頂 2:46
合頭山 3:22
牧の戸峠 3:42着 小休憩
ここまで いいペースできています。
黒岩山 4:12
大崩ノ辻 4:47
上泉水山 5:18
下泉水山 5:40
長者原 6:00着
足湯につかり 30分ほど休憩です くつろぐ 隊長エロビス氏
こんかい初の九重であり、UTMK初参加の てっつさん かなり楽しんでいます
こんな苦しみは仕事でも味わったことない と断言するほどですから よほど楽しかったみたいです
次なる 指山 三股
風が強そ~
指山 7:14
前半の湧蓋~黒岩の峰々が美しいです
紅葉が美しいです これも醍醐味
予想通り 強風の三股山へ到着 8:23
三股山南峰 8:31
後半戦の山場 1700M級の峰々 左から 鳴子から白口~稲星~中岳~天狗~久住~星生
法華院温泉がみえます 2回目のUTMKは あそこでリタイアしました
ここから坊ヶつるまでの下りは 下り甲斐があります
美しい
坊ヶつる 9:16
ここで 補給&小休憩
平治岳 10:25
なが~い奥ゼリから 風穴着 11:30
もみじの葉 見事な紅葉です
ところどころに 落ち葉の絨毯がひろがっています
風穴~究極区間 黒岳(天狗岩・高塚山・前岳を総称) へ突入 いきなり砂利急登からはじまります
天狗岩 12:16
この日は、ここだけ強風ではなく、登山者が カップめんを食べています。どうでも良い情報ですがここは九重のなかでも隠れスポットです
高塚山 12:44
ここで 難関の前岳戦に備え 補給&休憩です
前岳距離 往復約4K足らずしかないのに 2時間30分以上かかる難路です
前岳 13:56
個人的に3回目ですが面倒です。
足場が濡れて 前回訪れた第1回UTMKより時間がかかります
前岳から高塚山へもどり すぐ風穴へもどります
風穴からの大船に向けては 急登がつづき 私が一番嫌っているルートですが、今回は???
何故か息切れがせず 余裕があります もしかしたら貧血からの回復??何度もここを登っていますが、こんなに余裕があるのは初めてです。
北大船山 17:34
大船山 17:47 ここは予想外に風がありません
大船山は私たちの九重全山踏破を温かく迎え入れてくれてます
ここで日が落ちます 急いで 仲間が待っている 法華院温泉を目指します。
法華院温泉19:00頃着
ここで補給します 焼豚ラーメン 1個250円しますが、お湯にお箸にごみ処理までしてくれるのを考えると 安くありがたいです。 しかし、このラーメンが後で災いになるとは・・・・
食事をしていると、隣で宴会をやっている登山グループの一人が エロビス氏のブログ愛読者でエロビス氏に気付き 感無量! UTMKへの制覇への祈願をしてくれるじゃありませんか。 この後の行程と寒さに強風とちょっとやめたいなと思っている矢先になんてことを!いくしかありません。
40分ほど休憩し出発します! UTMK始まって以来の 知らない登山者からの激励 19:40
くたみわかれ(鉾立峠)に 20:00
立中山 20:10
くたみわかれに 20:20 いざ 極限の白口岳へ
ここで 法華院で先ほど食事と水分補給をしたのに 何故か喉の渇きが・・・
エヴァ氏も水は500Mくらいでと言っていたが 既に無い状態!
カップ麺のスープを飲干したのが原因
※運動前にカップ麺のスープは飲干すな!(新たな教訓です。)
白口岳 21:02 みんな苦しみながらも 予想以上に良いタイムで 頂上へきました
※頂上周辺で異様な強風で協議しましたが、敢行することを決定
地味な山だが 時間のかかる
鳴子山 21:38
ここから稲星山を目指しますが、激しい風に濃霧のため視界5Mというなか道を確実に把握できません・・・・・
やっとのことで稲星山の頂上を発見
稲星山 たぶん 22:00~22:30頃
あまりもの強風に記録をとるのが面倒なため写真をとりませんでした
ここで風速30以上はあるだろう強風と濃霧で中止を決定
正にエクストリーム状態のなか牧の戸峠に無事下山(神様とご先祖へ感謝します。)
牧の戸峠 10月12日(日)0:00着
結果
所要時間 約24時間
踏破数 23座
また この前岳にいかなくてはなりません(涙)