2012年10月20日土曜日

龍土軒


正式には、ryudoken_moji.gifといいます。上京したら必ず食べに行こうと決めていた、現存する日本最古のフランス料理店、仏蘭西料理 龍土軒りゅうどけん)に家族でお邪魔しました。

創業1900年(明治33年)のこちらのお店、ビルの建替えによって昔のたたずまいではなくなっていましたが、乃木坂駅から道に迷いながらも、なんとかお店を発見!
すると、マダムが直ぐにお店から出てきていただき、温かくお出迎えてくれました。
ランチで予約していましたが、私たちが1番乗りで シエフとマダムが揃って笑顔で挨拶をしていただきました。初めての訪問だったのにもかかわらず何度も通っている錯覚に陥るほど、温かい応対で、小さい子どもがいて心配でしたが、ゆっくり寛げました。
隣の席にも お客さんがいましたが、とても気さくなご夫婦で、気兼ねなく食事を楽しめました。その奥さんは、息子をみて 「こんな可愛い子も、大きくなると クソババアなんて言っちゃって オイタしちゃうのよね~」 と気品のある方でした。

こちらのレストランには多くの文豪「島崎藤村など)や画家といった文化人や高級軍人が足を運んだ店で、彼らのサインが歴代のシェフの顔と共にランチョンマット(ペーパー)に印刷されています。2.26事件の将校たちも足を運んでいたといわれています。


 前菜 私は ボリュームたっぷりのパテをオーダー これが本当に美味
娘も最初はいらないと言ってたんですが、一口食べた瞬間 もっと頂戴とおねだり シエフ曰く お子様ランチなんかより 素材をいかした本当に美味しい料理には 子どもは正直ですよ。龍土軒では、お子様ランチはださずに 子どもにあわせた美味しい料理をだしてくれます。

 妻は カリフラワーとコンソメの冷製スープ 塩分控えめでやさしい味わいで お代わりしたいくらいです。マダムに息子を抱っこしてもらい ゆっくり食事を楽しめます

 温たかい フランスパン これが美味しくて バターとパテをつけて食べると また格別です。
娘も嬉しそうに食べていました。
 娘には 特別に 白身魚のソテーをオーダー ペロリとあっという間にたいらげていました。

 妻のメイン 白身魚のソテー ソースはケイパーの酸味がきいていますがバターとの相性バッチシ
 そして、付けあわせでついているマッシュポテト とてもなめらかで びっくりするくらい美味しいマッシュポテトです。我が家でとれるジャガイモもこんな風に調理できたらな~

 私のメイン 牛ヒレステーキ  テーブルに運ばれてきてみただけで オッと叫びたくなるステーキです。口のなかでとろけるような柔らかさで、ブラックペッパーもアクセントとなり 感激です。ゆっくり味わって ソースはフランスパンにつけて綺麗にいただきました。 

 うちのお嬢さんも お行儀よくデザートまでいただきました。 このあとは勿論 ウンチをメイク!

デザートはシャルロット ケーキ中の果物は不明  そして、プラムのオレンジづけ プラムも美味しいんですが、オレンジが最高でした。コーヒーをのみながら シエフとマダム、隣の常連さんとゆっくりお話しもできて ゆっくりと食事を楽しめました。

今どきの見た目であっと言わせるフレンチとは違い、奇を衒ったものとは異なる王道フレンチで、
どの料理も素材の味そのものを活かし、シェフの人柄が料理に反映しているかのような味わいであった。
最近は素材の味を活かすということで、調理したのかどうかすらわからない料理ももてはやされたりしているが、
ここは、素材の良さを「さらに引き立てる」手が加えられ、シンプルだけれども染み入るフレンチでした。
シエフ岡野利男夫妻と記念撮影! お店に忘れた 哺乳瓶まで走って 届けていただいたマダム本当にご馳走様でした。 毎年食べに行きたいな~  

2012年10月13日土曜日

ハセツネカップ 参戦記

昨年からか計画していた ハセツネカップに参戦するため、家族を引き連れ10月6~9日の3泊4日で上京してきました。
ハセツネカップとは、東京都山岳連盟が主催する 山岳レースで、今年で20回目を迎える大会です。通称ハセツネカップといわれており、亡き「長谷川恒男氏」の意思を引き継いで誕生した大会です。長谷川氏はヒラヤマのピークをアタックするには24時間寝ないで活動できる体力と気力を養うことが大切だと、奥多摩の山中を駆け抜けるトレーニングをおこなっており、これがハセツネの始まりだそうです。
現在は、トレイルランニングの代名詞となり、より競技志向で出場する人が増えてきておりますが、10代~70代と参加者もそれぞれで、記録も7時間20分台~24時間ギリギリでゴールする選手までそれぞれのドラマがある大会です。今年は約2200名もの出場があり会場も大変賑やかでした。
私も家族の大きな理解があり、この大会に参加できて本当に感謝しています。

大会は10月7日(日)13時にスタートし、翌日10月8日(月)13時までにゴールした選手が完走者となります。
コースは、あきるの市の五日市中学校をスタート・ゴールとして 奥多摩の山中を走りぬけるコースです。

コース断面図

会場には続々と同じ類の参加者が集まってきています。
金曜日のよるから 嬉しさのあまり グスッリ眠ることができなくて、テンションがMAXです。



まずは、受付を済ませます。

会場には、たくさんの販売ブースもあり、熊本では直接見れない ウエア、シューズなど物色 
買いたい衝動にかられるが ぐっと我慢しました。

 一度、山荘に戻って、おにぎり、ドーナツ棒、バナナ、グリコーゲンサプリなど詰め込んでおきます。会場に再び 戻ってきて 午前中振っていた雨も 予報どおりあがりました。ラッキー
開会式!

私は10時間(自己申告制)の所に 並んでいます。正面には この大会の招待選手 ダコタジョーンズ氏がいます。 コースレコードで余裕の優勝でした。先週も90マイルの大会にでてたみたいです。
スタートは なんか??わからないうち始まっちゃいうくらい いい加減でした・・・ が予定通り 渋滞に巻き込まれること無く 始まることができました。

 コースは 本当に山道です。 こけないように 注意しながら 走ります。

 ちなみにこのレースは ノンサポートで給水・食料などすべて自分で準備して 走らなければなりません、そこが また魅力的です。一般にトレランは自分で計画して、装備を万端にし、自然の中をはしるものです。

 第2関門(42K地点)までは、6時間20分(138位)と まずまずのタイムではしっていましたが、のこり2日間の東京滞在を考えるとこれ以上 あげると危険と感じ、ペースを落とします。
 夜間走行では、ヘッドライトとハンドライトで足元を確認しながら、走ります。なんちゃってトレイルランナーには堪えます。
唯ひとつの 給水ポイント! ここでポカリを補給
どのイベントもそうですが、たくさんの大会スタッフのおかげで楽しく!そして安全に走れています。
本当に感謝です。

 55K地点

 夜景も見えます。綺麗です。
ゴールまであと少しです。いくらペースをおとしたとはいえキツイです。

 ゴール(これをみるとホッとします。)
 妻の撮影!寝ている子供を引き連れて ゴールまで駆けつけてくれました。
車も 警備の方が泣く子どもにみかねて  スタッフ専用駐車場にとめさせていただきました。

記録は 11時間27分4秒 191位 まあまあかな
来年もこの舞台にたてるように何事も頑張ります。

子供たちから 贈られてきた 応援メール 走り終わって気付きました。走っているときに気付いていれば、もっと頑張ってたかも