2013年11月10日日曜日

久々のボクシングねた

久々に面白い ボクシングファン注目の ドネアVSダルチニアン がありました。




3階級制覇(+1暫定)のフィリピンの閃光ノニト・ドネア選手(日本では西岡選手の引退試合の対戦相手として有名です)
今年4月に12年ぶりに喫した敗北からの復帰戦のリングに登場。6年前に痛烈に沈めている3階級制覇のビック・ダルチニアン選手との再戦が米国テキサス州で行われ、ドネア選手が9回TKOで勝利して復帰を果たしました。

ドネア選手が左フック、ダルチニアン選手は左ストレートというお互いを象徴するショットを狙い合う試合スタート。
2回にドネア選手が右ストレートを強く決めるのですが、左ストレートを強く決め返したダルチニアン選手の姿からこの試合望む意気込みがわくわくします。
そして徐々にこのダルチニアン選手の強い決意に対してドネア選手がやり辛さを感じ始めます。ドネア選手の素晴らしい左フックや右ストレートに対してシャープで力強い左ストレートを返すダルチニアン選手。
5回にはこのパンチでドネア選手後退、6回以降フットワークと左ジャブを駆使したボクシングでリズムを変えようとするドネア選手、しかし、ダルチニアン選手の左ストレートや右フックを返される展開をなかなか覆せず、ドネア選手がポイント的にも苦しい状況に追い詰められていた、そう見えた試合展開でした。

しかし、ここがボクシングの面白いところ,9回に伝家の宝刀左フックを痛烈に決めて悪い流れを一気にひっくり返したドネア選手。ここで一気に攻め左フックを決めてノックダウンを奪い、最後は執念を見せて踏みとどまるダルチニアン選手をコーナーに詰めて右ストレート、左アッパーをブチ込んでレフェリーストップを呼び込んだ最後でした。

両者の立場の違い、メンタルの持ち方が試合展開に出た非常に面白い試合でした。

ドネア選手は32勝(21KO)2敗。ダルチニアン選手は39勝(28KO)6敗1分。


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